さて,インストールを終えて,いろいろ環境を整えるためにSSHのクライアントソフトを導入しよう.
TeraTerm,Pedorosaなどあるが筆者のおすすめはPuTTYだ.本家は外国だが日本語版がある.ダウンロードは
こ
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からしよう.解凍すると実行ファイルとlngファイルとreadmeができるが,
lngファイルがないとメニューが日本語でなくなってしまうので,私は解凍してできたファイルごと,
c:¥Program Fileの下において,ショートカットを使って動かしている.
まずは,Puttyを立ち上げて,IP addressを入力して”保存”ボタンを押せば,次からIPを入力する手間が省ける.
(本当は文字のencodingなどを設定するのであるが,まずはここではこのまま)
接続すると初回はセキュリティの警告が出る.ここでは,家庭内LANということでOKを押す.
これでSSH接続は完了だ.
root権限を取得するためには su コマンドを打ち込んで root password を入力すれば, root になれる. しかし,これでも面倒くさいという人のために sudo というコマンドが用意されている. これは,root権限が必要なコマンドの前に sudo と打つとカレントユーザーのパスワードを入力することで (しかも,一回入力した後はその後しばらくパスワードフリーになる)コマンドが実行できるコマンドである.
インストールは(まだ, sudo が入っていないので), su で root になる.
> su
sudo は security の port にある.
# cd /usr/ports/security/sudo
# make install clean
そして,一般ユーザー(ここでは smiley )を, root権限取得可能なユーザーとして登録する( smiley は wheel group に属していなければならない). 登録するには visudo を使う.( /usr/local/etc/sudoers を直接編集する手もある)
インストール直後ではシェルが visudo を認識していないので rehash する.
# rehash
# visudo
すると, sudoers file が開かれる.エディターとして vi の形式で開かれるのでコマンドはviに従う (viの操作方法は別途ドキュメントを当たってほしい).そうすると,
# User privilege specification
root ALL=(ALL) ALL
という行があるので,その下に,上の root にならって,
smiley ALL=(ALL) ALL
これで,インストール後の主な設定は終了だ.